← 2点目、池内選手のシュートがゴールに吸い込まれていく瞬間です。
三週連続でホームゲームが続くコンサドーレ、今節の相手は現在単独2位に位置するヴァンフォーレ甲府です。J2得点王のバレーを擁する攻撃に札幌がどう立ち向かうか、そして今後も2位グループに食らいついていくことが出来るかどうか（そして先週の悔しさを晴らせるかどうか）、期待して見ていました。試合は、前半と後半で札幌、甲府共に全く違うチームになっていました。前半は、とにかく甲府にじゃんじゃん攻められっ放し。札幌の攻撃がさっぱり繋がらないのに対して、甲府はいとも簡単に札幌ゴール前にボールを運び、襲いかかります。で、とうとう18分にバレーにやられて失点。その後も甲府は何度となく決定的なチャンスを作るのですが、ゴールマウスの真ん前でスカしてくれたり、ゴールポストが札幌12番目の選手になったりして、甲府は2点目を上げることが出来ません。そうこうするうちに、甲府の藤田選手が早くも2枚目のカードを貰って退場。甲府が数的不利に陥ったところで前半が終了します。さて後半、ハーフタイムでどれだけヤンツーさんに怒られたか分かりませんが、相手が一人足りなくなり、さらに風上に立ったこともあってか、札幌は人が変わったようにじゃんじゃん攻め込みます。早速後半4分に、上里が右サイド奥から上げたクロスに池内が合わせて札幌同点！良い流れになると嵩に掛かって強くなる札幌は、25分にも砂川のFK後のゴール前ごちゃごちゃから池内が2点目を決め、さらに35分に相川が上里のFKをヘッドで決めて3対1。試合終了間際に甲府に攻め立てられる危ない場面もありましたが、何とか追加点を許さず試合終了、勝利をもぎ取りました。今回の札幌の得点は全てセットプレイからのもので、いみじくもヤンツーさんのハーフタイムコメント「攻守ともリスタートについて再確認すること」という指示通りの結果となりました。
内容的には（特に前半は）ヒヤヒヤもので、甲府に決定力があればハーフタイムを0-3あるいは0-4で迎えていてもおかしくなかったでしょう。甲府の拙攻と、藤田の退場という、主に甲府側の失策をきっかけとして勝たせてもらった面は否めません。が、それでも勝ちは勝ち。2位のチームを破って、再び上位集団に並んだということは、札幌が着実に力をつけてきている（そして運も味方に付けつつある）ことを示していると言えるでしょう。
次は4日後にアウェイで鳥栖と、一週間後には室蘭入江で首位京都との対戦が待ち構えています。今日の後半のような頑張りを、選手達に期待しましょう！
鳥栖には第1クールのお返しをしなくては。新居の好きなようにはさせないぞ！