３連戦の最後、第2クール最終戦は、室蘭入江競技場に首位京都を迎えてのホームゲームです。前節鳥栖に勝利したことで、現在のコンサの順位は３位、しかも２位の福岡とは勝ち点差で並んでいます。ここ２試合連続で得点していた池内選手が、累積警告のため今節は出場停止なのが気がかりですが、相手は首位を独走する京都。こちらには失うものはありません。コンサは、池内選手の抜けた左DFに西澤選手が移動、空いた右DFに加賀選手が入った以外は前節と同じメンバー。一方京都は、控えメンバーにアレモン、中払、星といったメンツを温存です。こんな有名どころをベンチに置いておけるなんて、何て豪華な台所かしら。
試合は、前半の中頃まではほぼ拮抗した状態。時間の経過と共に徐々にコンサもペースを掴み出し、前半30分あたりには分厚い攻撃で京都ゴールに迫るシーンもありました。が、残念ながら枠を捉えられなかったりクロスバーに弾かれたりで、得点にはならないまま0-0で前半終了。後半はどちらかというと京都が優勢な印象でした。後半20分過ぎからは、前述のアレモンやら中払やらがフレッシュなコンディションで入ってきて、疲れの見えるコンサ陣を脅かし、ついに先制されてしまいます。一方のコンサは「ミスでボールを失いすぎ」「1対1は競り負け」「選手の上がりが遅過ぎ」てな具合。終盤曽田選手を前に上げる「大作戦」も見られましたが、そのまま試合は終了。内容的には、今節の敗戦はやむなし、現状でリーグ上位にいるというのは「ちょっと出来すぎかな」という感じを受けました。
とはいえ、京都相手に全く歯が立たなかったかというとそんなことはなく、前半30分以降のように連続的な攻撃を仕掛けることも出来ましたし、パスミスなどで中途半端なまま終わってしまうことが多かったにせよ、どうやってボールをゴール前まで運ぼうかか、という組み立ての意図は感じられるようになりました。あとはその精度や、あるいは選手個々人のスキルアップが求められるのでしょうね。他会場の結果次第では、コンサは再び順位を落とすかもしれません。しかしながら、このまま「ラッキー」だけで上位陣に留まって勘違いしてしまうよりは、まだまだ未熟であることを理解した上で、その解決を後半戦でしっかりと対応していく方が、このチームの今後のためには良いのだろうと考え（...ということにしながら）、第3クール以降の戦い振りと成長を楽しみにすることにします。
去年の今頃を思い出せば、現在の成績は夢のよう!
次は、その夢を確固たる実力に変えていこう!!