第38節 10/29 Away仙台戦、2-2でドロー
3位争いを続けるみちのくシリーズの第2戦目は、超アウェイを誇る仙台スタジアムでの直接対決でした。今節仙台は累積警告や代表招集で中盤が3枚欠け、一方札幌はキャプテン和波を累積警告で欠くものの、元仙台の西谷が好調ということで、「これは札幌チャンスかも」と試合前は考えておりました。が、実際には、先取点こそ札幌が取ったものの、その後は危ないシーンも多く、得点しても追いつかれ、選手が一人足りない中で猛攻を浴びるなど、最後の最後までハラハラさせられる壮絶なドローゲームとなりました。それでも、監督も言っていたとおり、1-1の同点にされた後に意気消沈することなく次の得点が出来たことが、札幌の選手達の成長なのだろうと思います。勝ち点3は取れなかったけれど(負けなかったのだからいいじゃん、という見方もある)、これだけ互いに死力を尽くして戦ったゲームを見ることが出来て、現地サポとしては満足でした。選手達も、もちろん課題はたくさんあるにせよ、本当によく頑張って最後まで戦ってくれたと思います。
それにしても、仙スタほど「アウェイ」を感じさせられるスタジアムはJ2では他に無いでしょう。ここ仙スタでは、トラブル防止のためアウェイの席は金網で囲まれており、その周囲を黄色いベガサポがぐるりと取り囲み、真正面のベガのゴール裏、L字付近からはベガサポの大声援を浴びせられます。今年は監督問題などでごたごたしていた様ですが、それでも久々にこの大声援と雰囲気に晒されてみて、「仙スタとベガサポはすげぇなあ」と改めて感じました。ここしばらく仙スタで仙台は無敗とのことでしたが、ベガサポの大声援は、確実に仙台の選手達の背中を押していることでしょう。
そしてそれは、檻の中に閉じこめられた約700名のコンササポについても同じでした。周囲をうねりのように取り囲むベガサポの応援、息もつかせぬゲーム内容、そして特に終盤はピンチの連続といった異様な状況の中で、人数ではベガサポの1/20にしか過ぎなかったけれど、皆がありったけの声を出し、旗を振り、サルトし、手を叩き、ゴール裏全体が一つになって我が選手達の背中を押すことに集中しました。個人的には今季最高の応援が出来たと自負しています。これだから遠征はやめられない!!ゲーム終了後は疲れてしばらく動けなくなってしまいました...
さて、次節はホーム札幌ドームで、水戸と対戦します。日曜日のナイトゲームということで、遠方からは何とも行きにくい時間設定ですが、僕らには「まりも合宿」がある!前節同様、闘志のみなぎったスペクタクルな試合を期待しています!
走れ!戦え!そうすれば自ずと道は開ける!
おまけ:久々にサテライトを見てきました
仙台戦(10/29)の翌日、仙台から釧路に帰る途中で宮の沢の練習場に立ち寄り、サテライトの対マリノス戦を見てきました。前日の仙台は半袖で応援出来たというのに、札幌は震え上がるような寒さ、しかも試合中はずっと冷たい雨まで降っているという悪コンディションにも関わらず、写真の通りスタンドは赤い雨合羽を被ったサポ達が一杯。みんなおかしいよ(自分も含めて)。
サテライトのゲームでは、レギュラーリーグに出られずに控えに甘んじている選手達や、有給中/故障明けの選手、ユースの選手達が多く出場します。ネット上では、レギュラーメンバーの調子が上がらないと、サポ達はネット上で思い思いに贔屓の選手の名前を挙げては「○○を使えよ」とか言うわけですが、果たしてその○○さん達は実際どんな具合か、特に先日のU-18高円宮杯で活躍したユースの選手達のプレイを直接見てみよう、というのが今回の楽しみの一つでした。で、その結果ですが、トップチームに使われないのはそれなりの理由がある訳でして、「うーん、まだまだだなぁ」と思うところ多々でした。そしてマリノスはサテといえどもやっぱり強く、そして豪華。聞いたことのある名前の選手が何人もいます。J1で勝つためにはこのくらい層が厚くないと駄目なのね。
さて、今回のサテライト戦に、春のアウェイ山形戦で骨折してからずっとリハビリを続けていた堀井岳也選手が出場しました。練習でピッチに登場し、またゲーム終了時の挨拶の際に、観客から「おかえり岳也」コールで迎えられていた堀井選手、得点に絡む場面こそありませんでしたが、前線で相手DFをチェイスするおなじみのプレイを見ることが出来ました。早く調子を上げて、再びトップチームであの闘志溢れるプレイを見せてくれることを願っています。