第10節 Away徳島戦、0-0でドロー

　残念ながら4連勝はなりませんでした。今回は当夜アウェイTV観戦会に参加したサポーターより頂いた観戦記を紹介いたします：

中2日の疲れが見え動きの鈍い札幌が，苦手四国で徳島にスコアレスドロー

　出だしの札幌は，ここ数試合ではもっとも安定していた。だが，立ち上がりに訪れた砂川からのクロスを相川が空振りしたり，芳賀のクロスバーに当てたシュート（またかよ)などの決定機を外してしまうと試合は次第にこう着状態に陥ってしまう。試合は全体的には互いに中盤からの早いプレスでパスの出どころをつぶしあう展開が目立った。ボールポゼッションの高さとミスの少なさは札幌のほうが上なので，徳島に決定的な場面を作られることはそう無かったが，相手のペースに合わせてしまう札幌の悪い癖が顔を出し，なかなか自分達のサッカーをさせてもらえない。
　札幌ではナイトゲームでもデーゲームでもドームで行う試合というのはピッチコンディションにおいてそう変わりは無い。しかし，この日のゲームは今期札幌が経験する初の野外でのナイトゲームだった。照明も暗いし湿度も高かったようなので，ピッチが滑りやすく微妙に球足も速くなっていた。札幌のゲームスタイルにとって，これは辛いようにも見えた。後半に強い札幌に期待をかけたが，前半以上に守備の集中力が増している徳島を攻めあぐね，疲れがたまる時間帯には札幌側にもミスが出始める。結局最後w?までゴールを決めることはできなかった。0-0の結果は残念だが，次の柏戦で借りを返してもらいたい。
　今節は柏・ヴェルディがそろって敗戦のため，上位5チームが勝ち点3の中にひしめいている。札幌は5位に下がってしまったが次節の結果次第ではトップに立つ可能性もあるのだ。最下位だった山形が首位の柏に勝つのが今年のJ2。混戦はまだまだ続く。（執筆：ジョン･カビラ･オノ）