前節の敗戦により今期の昇格の可能性を絶たれ、リーグ戦上は消化試合となってしまったアウェイ草津戦。今回は関東後援会主催のバスツアーに参加して敷島公園競技場へと向かいました。車内ではサポ同士でビールを飲みながら馬鹿話などしつつ、競技場へ。到着したピッチでは、前座試合として群馬県の中学校サッカー新人戦の決勝をやっておりました。これがまた白熱した試合で、正規の試合時間内では3対3のドローで決着が付かず、延長、さらに再延長、最後にはPK合戦で勝負を付けることに。PK戦で負けたキーパーが泣き崩れるのを、仲間達が起こしに行く風景を見て、サポもねぎらいの拍手を送ったりと、試合前からボルテージも上がり気味のなか、ピッチにコンサの選手達を迎えます。今日の先発GKは佐藤優也選手。札幌に来て初の先発を勤めます。またトップ下には砂川が約ひと月振りに復帰、ボランチは大塚と上里のコンビ、DFおよびFWは前節と同じ先発メンバーです。昇格の可能性が無くなったことで、新しい選手およびポジションでのテストも実施していくということかもしれません。一方、相手の草津は、DFの要である鳥居塚とチカを共に出場停止で欠くという苦しい状況での布陣を強いられます。
試合内容については、そんなに素晴らしい出来というわけでもありませんでしたが、少なくともDF陣については大分安定してきたと感じましたし、FW陣についても、得点者は相変わらずフッキのみではあるものの、相川も惜しいオフサイドのシーンが何度かあり、パスの出し側とのタイミングがもっと合ってくれば、得点もそう遠くないかもしれないなと感じました（相川選手にとっては地元での試合でしたから、決めたかったことでしょう）。あとは、中盤とFWとのより積極的な絡みや、2列目、3列目からの飛び出しがもっと増えてくると、攻撃に更に迫力が出るのではないかと思います（もちろん、そのカバーリングをきちんとしておかないと、カウンターの格好の餌食にされてしまいますが）。また、初の先発となったGK佐藤選手については、相手がそれほど打ってこなかったこともあり、ピンチらしいシーンは1回ぐらいで、あとは落ち着いて、かつ勇気を持ったプレイを見せることが出来たのではないかと思います。
さて、来週はリーグ戦はお休み。次の試合は、11/8にフクアリで予定されているJEF千葉との天皇杯になります。10月半ばに鹿島に大勝した後、2連敗中のJEFですが、乗っているときの彼らはとてつもなく華麗で攻撃的なサッカーをしてきます。相手がJ2だからといって、気を抜いてくることはないでしょう。
現在の札幌の力、特に「攻撃サッカー」の仕上がり具合を測るには格好の相手です。胸を借りることになるのは間違いありませんが、かといってあまりに恥ずかしい試合をするわけにはいかない。J1のチームに当たっても恥ずかしくないような内容の試合を出来るよう、これから約10日間、しっかりと練習し、十分に「稽古」を積んで、今出来るベストの状態を整えて、JEFに立ち向かって下さい。そして、勝って次に繋げよう！
管理人は、次も現地に行って応援してきます。