平日の関東でのナイトゲームということで、釧路から現地ゴール裏に行くことが出来たのは2名のみでしたが、現地まで行くことの出来なかった留守番組の皆様との約束通り、ちゃんと次の試合に繋いで来ることが出来ました！「ダイナー」や自宅のTVで、あるいはPCや携帯メールの速報を見ながら現地へ向けて勝利の念を送ってくれた皆様、本当に有難うございました！NHK BS-1で全国に放送された試合で、我がコンサは、ナビスコ杯ウィナー相手に、天皇杯4回戦で唯一のGiant Killingをやっちまいました！
対戦相手のJEF千葉は、その5日前にナビスコ杯決勝を戦い、またその中で負傷者も出たりと、コンディションを整えるのは大変だったかもしれません。が、左右の空いたスペースに大きく展開するサイドチェンジなど、JEFらしいサッカーは出ていましたし、また個々の選手の能力も高かったと感じました。ただ、やはり1週間の間に2つの大きな試合に「等しく、かつ非常に高いレベルで集中する」ということが相当に大変なことなのだ、ということをみた気がします。
一方で、札幌の選手達は本当に気合いが入っていて、よく諦めずに動いていました。それこそ、「毎試合こんな試合が出来ていたら、俺達、J2の7位なんて場所にいねぇよな」というジョークが出るくらいに、これまでのリーグ戦とはちょっと違う、鬼気迫る迫力でみな必死にボールを追い、試合に集中していました。
ほぼ総力戦であったこの試合で、誰が良かったとか言うのはナンセンスな位、選手一人一人が頑張ってくれましたが、特にこれまでずっとゴールを決められずにいた相川選手が、大事なところで決めてくれたのは、本当に嬉しかったです。また、前節の草津戦に続いて今期2試合目となるGK佐藤優也選手も、何度も危ないところでボールをゴールマウスから掻き出してくれました。もちろん、あちゃーと思うようなミスもありましたし、決めなければ行けないシーンも何度かあった。またポストに助けられたシーンもあり、あれが入っていたら、この試合はどうなっていたか分からなかったかもしれません。そして、相手は多分（フィジカル／メンタルにおいて）ベストな状態ではなかったのかもしれません。それでも、俺達はこんなにいい試合が出来るんだ、と感じ、自信を取り戻し、チームを誇りに思うことが出来た、今期最高の試合でした。
この勝利により、我々は天皇杯5回戦に進むことになります。次は12/9（土）13時より再びフクアリ。今度は我々がホーム扱いで、アウェイ新潟を迎え撃つことになります。これに勝てば、次は12/23、ユアスタで、甲府ー川崎の勝者と当たることになります。
スタジアム帰りの京葉線で、HFCの児玉社長と一緒になりました。天皇杯ではベスト4に入るとようやく賞金が出るとのこと（ベスト４で2千万、準優勝で6千万？、優勝すると1億）。今年新たに作ってしまった赤字を一気に埋めうる策はこの位しかありません！それは冗談としても、ぜひとも一昨年のベスト8を上回る成績を残したいものです。そして、いつかはウチの赤黒の選手達を、国立競技場のロイヤルボックスに続く白い階段に上らせるんだ！
そして、この勝利で忘れがちなのが、次のリーグ戦が中二日で週末の土曜日に迫っているという事実です。次の対戦相手は、やはり積極的に走る攻撃サッカーの愛媛FC。彼らは天皇杯を先週末に終えていますので、一週間休養と練習を積んで臨んできます。ここで気を抜いて、万が一にも彼らに負けたりする訳には行きません（今日のスポーツ紙でのJEFの叩かれ方と同じ書かれ方をされちゃいますよ）。昨日の激闘で、札幌の選手達は皆相当に疲れていると思いますが、それでも相手を凌駕する攻撃サッカーで勝たなければいけない。そして僕等サポーターは、こういうときこそ奴らを勝たせなければいけない、と思っています。
さぁ皆さん、これからもずっと「攻めていきましょう」!!