第47節 ホーム徳島戦、1-0で勝利

 ダヴィ・石井(敬称略)と両FWが出場停止、藤田・西谷の両サイド、さらにDFの西澤が故障のため不在と、レギュラーメンバーの半数を欠き、さらに出場できる選手も連戦の疲労を抱え、また怪我を押してのプレイを強いられるという、非常に厳しい状況の下でのゲームとなりました。
 注目のFWには、中山元気とイタカレの2トップ。左サイドは前々節以来の砂川が出ずっぱり、右サイドには藤田に代わって前節殊勲のゴールをあげた岡本が入りました。
 この様なスクランブル体制の布陣を観て、今月初めの天皇杯3回戦を思い起こした方も多かったかもしれません。確かに攻撃に関しては、クロスを上げる側、中で受ける側の両方が代わったこともあって、ずっとチグハグなまま過ぎてしまった感はありました。(これでは、0-0の引き分けでも御の字かな、事故みたいな失点で落とすのだけは避けたいな)、と思いかけた前半終了間際、それまで観客席からの不満げな声に堪え忍んでいたイタカレと元気のコンビがゴールをものにします。一方、守備に関しては、ある程度いつものレギュラー陣が揃っており、またこのところ西澤の代わりに右SBに入っている鄭も、慣れないポジションながらもきっちり仕事をしてくれたこと、また徳島の攻撃も、そこそこパスを繋ぎながらちょっとしたミスでボールを失ってしまったりと、後半は札幌がしっかり守りきって、得意の「ウノゼロ」による勝利、勝ち点3を得ることができました。
 メンバー的にはスクランブル状態に近く、また試合内容的にもあまり良いところはありませんでしたが、そういった中でもきちんと勝ち点3を得ることができたのは、昇格争いのまっただ中にあるチームとしては非常に重要だったと思います。またこのところチームが復調傾向にあることもあってか、水曜日のナイトゲームであるにも関わらず、ドームには1万1千人近い観客が入り、試合終盤には、その1万人の観客が拍手で札幌の選手達を後押ししました。これほどドームが盛り上がったのは、春のベルディ戦以来ではないでしょうか。
 次節は中2日で再びアウェイ愛媛戦です。本当に厳しい日程、そして先週の福岡に続いて、今回も再び海を二つ渡る遠距離での遠征と、選手達(そしてサポも)には本当に厳しい日程が続きますが、アウェイ愛媛では、6月の第21節でひどい目に遭わされています。次節は、何としてもあの時の忘れ物を取り返してこなければなりません。幸い、次節からはダヴィ、石井が出場できるようになり、うまくすれば現在調整中の選手も何名か戻ってこれるかもしれません。また三浦監督曰く「秘密兵器」も、ブラジルから(戻って)きたようですので、メンバー的にはここ2戦よりは大分楽になることでしょう。愛媛とはここまで1勝1敗1分と全くの五分です。勝ち点3を取り返して、しっかり勝ち越してやりましょう。
 あと残り4試合となりました。目標である勝ち点90まであと6点。みんなの力を合わせて、昇格を勝ち取りましょう! Power to 1

管理人

←「過去のトップページ一覧」へ戻る

←トップページへ戻る